当会について


当会の設立のコンセプトは、「がん患者・家族と医療者で一緒に創るがん患者会」です。

 

がん診療拠点病院が開催している所謂「がんサロン」ではありません。

民間で普及している「がん患者会」やがん患者の支援活動に重きを置いたNPO団体でもありません。

がん患者・家族と医療者が協力し合うことで新しい患者会を実現することを目指しています。

 

私たちは、たとえがんという困難にぶつかっても、希望を持って自分らしい生き方をできるように、お互いに助け合い、生きる意欲を高め合うことを目的に活動する、所謂SHG(Self Help Group:自助グループ)を目指す会です。

 

私たちの使命は、できるだけ多くの新規がん罹患者を受け入れ、出来るだけ多くのがん卒業者(もう自分はがん患者ではないと自覚する人)を世の中に送り出すことにあると考えております。

当会の名前の由来


 当会の名称は、がん患者会「1・3・5の会」です。

「1・3・5」の数字は、がん患者が目標とする節目の年数を表しています。

「1」の意味

がんの告知を受けた最初の1年が精神的に一番辛く,不安でいっぱいのときです。

がん患者会や他の催し物などに参加して,「とにかく最初の1年を乗り切ってください」という意味の「1」です。

 

「3」の意味

3年を経過すると精神的に落ち着き,がん患者会から足も遠のき始めます。私たちは,そうした人を「がん患者卒業生」と呼んでいます。私たち患者会の使命は,できるだけ多くの人を早く「がん患者」を卒業させることだと考えています。

「がん患者」を卒業するまでの3年間は,自力で卒業できるように,がん患者仲間との交流を深め,がんの医学的知識を増やし,再発しないように自己変革(過去の生活習慣を変えること)して,自らの力で立ち直る期間です。「3」はそのような意味の「3」です。

 

「5」の意味

次の「5」は,「5年生存率」の「5」です。再発することもなく,5年経過すれば,がんを再発するリスクもグーンと低くなります。油断大敵ですが,がん患者の大きな目標期限です。ともかくも,ここまで頑張ってください。